朝フルーツ
今日の朝食。
といってもいつもはお茶を飲むだけで、何も食べないのですがこの日はフルーツが食べたくなって、家にあったものをちょっとかわいく盛り合わせてみました。
私は、季節のフルーツを本当にたくさん、頂いています。春はいちご、夏はスイカ・桃、秋は柿・梨・りんご、冬はみかん、デコポンなどが好みです。そして年間通して食べているのは、一日一個のキウイフルーツ。ビタミンCが豊富なので、紫外線が気になる季節には特にお世話になっているかもしれません。なにより、おいしい(!)
フルーツを2,3種類ブレンドして、スムージーにして飲んでいる方も多いようですね。私も、毎朝ミキサーを使ってりんごだのにんじんだのを混ぜて、オリジナルドリンクを作って飲んでいました。でも、これがけっこう面倒で・・・ミキサーの後始末も、キッチンが狭いのでなかなか大変なのです。それに、飲んでみて確かにおいしいんだけれども、ドロドロ状態になったモノは味が変わってしまうものも。やっぱりフルーツは、そのまま頂いて歯ごたえやそれぞれの食感を楽しみたい。ミキサーで撹拌すると酵素が活性化されて増えるそうなので、体には良いということですが。
最近、酵素栄養学が流行していますね。ローフード、リビングフードなどともいわれる、できるだけ生の食品を食べましょうという食事法です。私は、『まるごとそのまま野菜を食べよう ローフードレシピ』というレシピ本を持っているのですが、この本にもいろいろとメニューが紹介されています。火を使わないので、和えるだけとか、作り方はシンプルです。眺めるばかりで、ほとんど作ってないのですが・・・^^;ケーキなども載っていてとてもおいしそうです。生地に小麦粉は使わず、ナッツ類を多用していますので材料を揃えるとコスト高になりそうかな・・・カロリーも^^;しかもメインの材料としてたくさん使うので、製菓用品の専門店にでも行かないと手に入りません。
ただ、加熱した食品に『命がない』と断定することはどうかな?と感じます。お米はもちろん、かぼちゃとか豆なども、加熱しないとなかなか食べられませんし・・・人間は火を発見し、調理することを覚えたからこそここまで進化してきました。この世界全体が、「加熱食」の賜物といっても過言ではありません。我々は個人的にローフードしか食べていなくてもそうした世界の恩恵を受けています。
それに、3.11の震災のときもそうでしたが、被災した方々は暖かいスープを切望されていました。炊き出しでは具たくさんの鍋料理や汁物などが、もっとも喜ばれたそうです。ローフードがどれだけ健康に貢献していても、必ずしもそれで十分ということではない。食事は心をも満たすものでなくてはならない。冷たい、調味料と生野菜を和えただけのローメニューを冷え切った被災地で出されても、うれしくない・・・私ならそう思います。それより、たとえ酵素が破壊されていても、根菜や豆などが入ってよくだしの効いたスープを頂いたら、とても満ち足りた気分になることでしょう。。。
極端に走らずバランスをとりながら、良いと思うものを採り入れていきたいと思います。本当に体が欲しているものは、単独の調理法のみではなく、生だったり、干したものだったり、よく煮込んだものだったり・・・いろいろあってOKなのではないでしょうか。