今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

藻塩のこと

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スーパーで何気なく買った「藻塩せんべい」。ビックリするほど美味しい❗これまでいろんなフレーバー醤油を作りましたが、自分はラーメンとせんべいは塩派なのです(^_^)🎵このおせんべいは、味付けは塩のみで、素材の味を堪能できるぜいたくなお菓子という感じでした。使っているお米の味も素晴らしい✨でも「藻塩」って今まで知らなかったです。塩派なのに・・(^-^ゞ💦磯の香りがするのかと思ったら、海藻を使って作る塩だそう。海藻の中のミネラル類も豊富に含まれているそうです。

 

早速、お店で見つけた「藻塩」を買ってみました。真っ白ではなく、ほんのりクリーム色で、旨味のあるやわらかな味。これでシンプルなおにぎりを作ると最高に美味しい❗具もいらない❗漬け物に使っても、いいですね✨以前ご紹介した、フルーツのハーブ漬けも、この藻塩をほんの少し和えると一段と甘く美味しくなるんです(^o^)🎵漬けるというより、軽くまぶす感じですが、塩ってしょっぱいのに甘味を引き出してくれる不思議な存在。藻塩を使った高級カッパえびせんもあるらしい・・いつかお目にかかりたい・・✨

 

瀬戸内海にある上蒲刈島。ここから、古墳時代に使われていた製塩土器(海水を煮詰めて塩を作る土器)が発見され、10年かけて作り方を研究してやっと出来たのが、ホンダワラという海藻を使って作る塩でした。長い間、歴史に埋もれていた味が現代によみがえったなんて、お宝を発掘したみたいです😆。万葉集にこの海藻のことが歌われていて、製法のヒントになったのだとか・・1000年前の人たちは、この塩でどんなものを食べていたのでしょうか。古代の料理を再現してみたいです✨

上蒲刈島の海を写真で見ると本当に美しく、美味しい塩が作れるのもこの海あってのものなんだなと思います。恵みを与えてくれるのはいつも自然なんだなぁ…とあたらめて思います。お日さまや水が育んでくれたものを頂いて、微生物の力でできた醤油、味噌、パン、その他いろいろ。人間がゼロから作れるものって、あまりないのかも?

藻塩はとても美味しいけれど、それだけではなく、地元の人たちの瀬戸内海を愛する心がいちばん美しいものに感じられました。先人の知恵を受け継いで文化として守っていきたいという思いが、この味をよみがえらせました。これからも、きれいな海であってほしいです。外国の珍しい塩も簡単に手に入りますが、日本の伝統が伝えられていくことを願いながら、味わってみるのも良いものです(^o^)🎵


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↑メーカーは色々あるみたいですが、「海人の藻塩」というのを頂きました。


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藻塩のフルーツ浅漬けハーブ風味(^_^)