今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

アレッポのせっけん

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以前から気に入って使っている「アレッポのせっけん」です(^o^)。オリーブオイル、ローレル(月桂樹)オイルを原料としています。種まで搾ったオイルで、グリセリン、スクワレン、ビタミンAやEなどが豊富なのだとか…だから洗い上がりがとっても気持ち良い✨

アレッポはせっけん発祥の地で、紀元前3000年(!)という気の遠くなる昔から作られてきました。メソポタミア文明の頃からだというから驚きます。ちなみにこの頃の日本はまだ縄文時代(○_○)!

髪も洗えるのですが、しっとりと柔らかく仕上がります。顔もボディもこれひとつ(^o^)♪植物のパワーを借りたこのせっけんは、オーガニックコスメの大先輩です✨

オリーブの独特の香り(?)が苦手・・という人もたまにいますが、私は全然気にならない(^_^)。この香りをかぐと中東の乾いた風の匂いがして、オリーブ畑が浮かんできます・・行ったことないけど(^-^ゞ

アレッポ」はシリア紛争で大きなダメージを受け、ニュースでもこの地名を毎日のように聞いていました。「アレッポ」って、あのせっけんの「アレッポ」だ!と本当に驚きました。たくさんのせっけん工房が破壊され、職人さんたちは外国に避難したり散り散りになってしまいました。いまは、工房の多くの方が隣国のトルコに逃れ、がんばって工場を建ててせっけんを作っています。トルコにオリーブやローレルも手に入る環境が見つかって本当に良かったな・・破壊された祖国を去らなければならず、言葉も違う異国の地でどんなにご苦労されたことでしょう・・アレッポの人たちにとってのせっけんは、単なるせっけん、商品ではなく、シリアの伝統文化であり(何しろ5000年の歴史があるから人類の財産と言ってもいい!)、アイデンティティーそのものなのだと思います。

このような事情から私が頂いたせっけんの原産国は「トルコ」と記載されていますが、いつか祖国「シリア」と書ける日が来てほしい・・。このせっけんを大切に使いながら、皆さんが平和なシリアに戻れることを願っています。f:id:nonsugar23:20200612181205j:image

ひとつひとつにメッセージがついています✨

 

※「アレッポのせっけん」は商品名ではなく、「アレッポで作られたせっけん」を表しています。お酒の名所に造り酒屋がたくさんあるように、せっけん工房も複数あります。そのためパッケージや刻印が異なるものも当然あるのですが、日本で販売される場合「類似品にご注意下さい、偽物が出回っています」とアナウンスされることがあるそうです。でも、本来アレッポのせっけんに本物や偽物という区別はないので、買い物をする際もフェイク情報に惑わされないようにしよう・・と思いました。