収穫したあとの乾燥を昔ながらの「天日掛け干し」で行っているという、自然栽培のお米を頂きました。今では機械による乾燥が主流だそうです。恥ずかしながら、お米作りにこのような工程があることをまったく知りませんでした・・。農家の方の話によると、刈り取った稲を逆さまに干しておくことで、葉や茎の中の養分が穂先に集まり、良い味になるのだとか。なるほど…。昔は便利なものがなかったから、色々工夫してお米を美味しくする方法を編み出したのでしょう(^o^)。
このお米で、小豆を入れて炊いた酵素玄米を作ってみました。これはキムタクとか有名人の間でも人気という、熟成させた玄米ごはん。食べた感想は、もっちりしていて美味しかったです✨熟成させるとGABAが倍増するんだとか・・(脳細胞活性化、認知症予防、ストレス軽減などの効果的があるらしい成分)。でも、普通に炊きたてを食べても美味しかったから、甲乙つけがたい。そして、自分はそれほどこだわらないのでどちらも美味しく感じます✨
それにしても、昔は誰もこんな食べ方を知らなかったのでは…。炊飯器が進化したからなのかな？時代をしみじみと感じます。昔の、釜が薄い炊飯器ではGABAは増えず、ご飯はパサパサになっていたに違いない・・当時は、玄米は圧力鍋で！というのが常識だったような気がします。そして、古いマクロビ本には「鯉こく」のレシピも載っていて、現代とは全然違うのに驚きます。昔はたんぱく質も不足していたのでしょう。でもなぜ鯉だったのかわからないけれど・・健康にいい食事というのも、時代背景によって移ろい変わるものなんだなぁ・・と思いました。
