今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

白樺樹液でキッチンコスメ☆アシリ・レラさんのこと

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紫外線対策のキッチンコスメを作りました(^o^)♪甘草とハトムギのエキスたっぷり✨甘草は別名リコリスともいいますが、漢方薬でよく聞きます。お茶にして飲むと、その名の通りとっても甘い!メラニンをつくるチロシナーゼという酵素を抑え、抗酸化作用によって紫外線を跳ね返す効果があるそうです。天然の日焼け止め(^_^)。それと、ハトムギはおなじみのヨクイニン。抽出液には、以前頂いた北海道の「白樺樹液」というものを使ってみました。ローズウォーターも適当な日本酒もなかったのですが、かえってこれはいいかもしれない・・✨

白樺の樹液は、1000年以上前からロシアや北欧、アイヌの人達の間で飲み継がれてきたそうです。外見は高原の別荘地にありそうな美しい木ですが、極寒の環境に耐えるため、強い抗酸化力があるそうです。白樺で作ったお酒は一度飲んでみたい・・🍶樹液は、雪解けシーズン(新芽が出る頃)の4週間だけ採取ができるのですが、豊富な時期だけ樹液を頂くようにして、木に負担をかけないようにしているのでしょう・・木を伐採して開発しすぎると洪水が起きたりして大変なことになりますが、生長を妨げないで大切に扱っているとのことなので安心しました。f:id:nonsugar23:20200516101530j:image

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日高地方でアイヌ文化の伝承をしているアシリ・レラさんという方のインタビューを読みました。アイヌ民族は、北海道の先住民と思われているけど、本当は全国にいた(沖縄や屋久島と共通する言葉遣いがある)。そして、争いを避けるために北へ北へ移動していった・・これは知りませんでした。だから本州にも遠い親戚(?)はたくさんいるのでしょうね…。

アイヌの人達は、獲った動物を解体して食べることから「野蛮人」と言われたが、その際は必ず鎮魂の祈りと感謝を捧げ、全て無駄なく使いきる。獲るのはオスだけで、間違って子供のいるメスを獲ってしまったら、その子供は責任を持って育てて森に返すのだそうです。植物だったら、また新しく植えるというふうに。「太陽と月、天と地、火と水が、全ての命を養ってくれるの」とレラさんは言います。「人間が自然を守ろうって言うけれど、人間が自然に守ってもらってるのよ。」というくだりが胸に迫りました。いま、色々なひずみが生じていることを思うと、レラさんの言葉は真実だな・・と思います。アイヌの世界観・文化は大切なことを教えてくれます。自然に対する畏敬の念を持っているところは、アメリカのインディアンに似ているかな?最後に、レラさんの書いた本てあるのかなと思って探してみたけど、なかったです・・(T_T)泣