今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

きゃべつともやしのサブジ

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インド風お惣菜。キャベツの外葉と半端に残っていたもやしで作りました。外葉は硬いので、軽く湯がいてから作ると柔らかく仕上がります。もやしも冷蔵庫に残っていて、いよいよあぶなくなりかけていたので、無駄にならなくて良かった・・(#^.^#)🎵残り物で作ったこんなお料理が意外に美味しい✨カレー粉だけでなく、クミンやコリアンダーなどお馴染みのスパイスも。ガラムマサラは、組み合わせる種類や配合によって風味が変わるので、色々試してみると複雑な味わいでさらに美味しいo(^o^)o

 

【今日のひとこと】

広島県教育委員会平和教材から「はだしのゲン」を削除したという。引用された場面が「現代の児童の生活実態に合わない」「盗みのシーンが誤解を与える恐れがある」などがその理由。でも、これらの理由は後づけで、戦争体験を教えたくないという結論ありきだったのだろう。「現代の児童の生活実態に合わない」から削除したというのなら歴史や古典の勉強もできないし、盗みの場面がNGなら名作「レ・ミゼラブル」もダメということになる。その場だけの言い訳なのは明らかで、このように他と整合性がとれていないのがその証拠だ。一方で、頼んでもいない妙な道徳教育はやろうとする(家族を大切にしよう、とか率直に言って日本会議の価値観に合致した内容だったりするけど、これこそ要らない)。

「(はだしのゲンは)一部引用では補助的に説明しなければならなく、時間がかかる」と言うけれど、じゃあ時間取ればいいじゃない?と思うが。平和について考えることは、わざわざ時間を作ってでもやるべき大切なことだから。それにマンガなんてそもそも解説を必要としない媒体じゃないのだろうか。マンガは世界に誇れる文化だ、と政府も言ってきたけれど(麻生太郎もマンガ好きでしたね(-_-))、それは説明ではなくビジュアルに訴える力が強いからなのだ。「はだしのゲン」も世界中に翻訳され、中東辺りでも人気なのである。大人が四の五の説明などしなくても、まずは読んでみてもらえばいいと思う。

以前、NHK日曜美術館」で、ピカソの「ゲルニカ」を小学生達が観賞するという企画を行っていた。皆ピカソの作品は始めてで、まったく予備知識もない状態でこの絵と出合う。子供たちはどんな感想を持つだろうかと思ったら「悲しそう」「泣いていて辛そう」と言葉はつたなかったが、ちゃんとピカソのメッセージを受け取っていた。むしろ先入観無しで見て、素直に感じたことがいちばん的確で作者の思いに近いのかもしれない。

確かにあの絵を見て、楽しそうとか明るいイメージを持つ人っていないと思うけれど、ではその時感じた恐怖や暗さの正体ってなんだろう?と疑問に思うことって大切だと思うのだ。どうしてピカソはこんな絵を描いたのだろう?と、歴史を勉強してみる。マンガに出てくる世界を知るのもそれと同じだ。

だから大人が解説しないと子供にはわからないいうのはまったく当たらないと思うし、余計なお世話なのだ。補足が必要ならその都度サポートして理解を助ければ良いだけのことだ。「寝た子を起こしたくない」と都合の悪いものを隠すのではなく、もっと若い人達の感性を信頼しても良いのではないだろうか。そもそもいつまで「寝た子」のままでいられるんだろう。。先日、世界の子供たちが描いた絵を見たけれど、戦禍の中否応なく厳しい現実にさらされていて、悲しい絵を描かせてしまったのは大人の責任だとあらためて思った。日本もいつそうなるかはわからない。そして心配の種もたくさんある。防衛費増額とか、原発の運転期間延長が当たり前のように進められている(>_<)。。これこそ後々の世代に禍根を残すことにならないのか。今になって現実世界の方が「はだしのゲン」に近づいて行けば、マンガを遠ざけて見せないことなどまったく意味のないこと。そして遥かに罪深いことである(._.)。