今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

アルプスの少女ハイジ

ファミリー劇場の全52話一挙放送を見ました(全部ではないけど)。やはり宮崎&高畑コンビの作品だからか、名作!

アニメを見る前に、NHK100分で名著のハイジ特集を見たのですが、なぜハイジがおじいさんに引き取られたのか、やっとわかりました!

おじいさんは、若い頃イタリアの傭兵として戦争に行っていた→その後息子を連れて帰国(奥さんは亡くなったらしい)→やがて息子は大工仕事の時の事故で亡くなる→息子の妻も弱って亡くなる→二人の子どもがハイジだったので引き取った。おじいさん、悲しいことがたくさんあったんだ…

ちなみに、自宅にあった世界史の参考書を調べてみたら、作品が書かれた1800年代後半だと「イタリア統一戦争」がありました。この戦争に行ってたんだ……歴史的な出来事を調べながら見ると、物語が何倍も面白い(^_^)

おじいさんは、若い頃家を捨てて放蕩息子みたいになっていたようなので、密かに後悔していることもあるのかもしれない…。そのほか、母を亡くして足の不自由なクララ、目の見えないペーターのおばあさん…と、いろんな辛さを抱えた人達が登場します。でも、ハイジも親のない子なのに、周りの人を癒していくんです。明るくて優しい性格はどれだけみんなを幸福にしたことでしょうか。

この物語は、主要な登場人物は子供かお年寄りなのですが、心の交流をとても美しく描いています。現代でも、もっと一緒に過ごす場があればいいなと思います。老人ホームと保育園をくっつけた施設のことを以前テレビで見たけれど、お互い生き生きしていたのが印象的でした。やはり、子供とお年寄りは神様に近い存在なのだろう…

ハイジの年齢は、アニメでは8歳くらいだけど、この年代って本当に黄金の時代と言ってもいいのかなと思う(^_^)。自我は育っているけれど、世界と自分の境界が曖昧なところもあって…この頃に出逢ったクララとは、生涯大切な友達でいられたのだろうな…と思います。大人になったハイジとクララを見てみたいけれど、でも、子供時代のハイジの目を通して見るから素晴らしい物語なのかもしれません。

原作は読んでないのですが、アニメとは違うところもずいぶんあるそうなので、比べながら読んでみるのも楽しそうです。100分で名著のテキストを読むだけでも、いろんな発見がありましたので、こちらもオススメです(^o^)。

最後に下らない話ですが、白いエプロンをつけてチーズを作るおじいさんが、アニメ制作中の宮崎駿さんにそっくりだった。いつもこんなエプロンつけてるなー…って。それと、いぬのヨーゼフがパンダコパンダのお父さんの方にそっくりでした(笑)。