今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

小林カツ代さん

昨夜の金スマは、小林カツ代さん特集でした。彼女の本は私も何冊か持っています。定番の煮物もあるけど、どこにも載っていないオリジナルのメニューもあってとても美味しい。テレビでも言っていたけどとにかく簡単(°▽°)♪。

昔放送していた「料理の鉄人」では、中華料理のシェフ、陳健一さんと闘って見事勝利したのだとか!これは見てなかったなぁ……残念。当時を回想したコメントも紹介していましたが、陳さんは、自分が負けたのに彼女の料理を心から讃え「あれから私もすごく勉強になった」っていうことを仰っていました。負けた悔しさよりも仕事に対して真剣なんだな…と感心、お互い切磋琢磨していけるライバルってこういう感じなのでしょうね。

でも、カツ代さんの料理は「手抜き」と批判されることも多かったらしい。買ってきた焼き鳥をご飯に乗っけて「焼き鳥丼」とか…(°▽°)。だけど、お勤めもしていて子供がお腹を空かせて待っていたら、絶対こうなるよね!と思う。今でこそ「時短」レシピが普通になっているけど、最初に提案したのはカツ代さんだったのだそうです。でも単なる省略メニューではなくて、料理の基本が出来ているからこそこのようなメニューも思いつくのでしょう。

そんな彼女が、これだけは手を掛けて作って欲しいと思っていたのが「味噌汁」!ちゃんと出しを取って作る味噌汁です。私も大好きだけど、そんなに丁寧に作ってないな…(汗)。でも、献立のなかで温かいものがあるとほっとするし、カツ代さんにとっては一家団らんの象徴だったのかな、と思いました。反抗期だった息子さんも味噌汁の匂いがすると部屋から出てくるって言ってました(^o^)。母の愛情がちゃんと伝わっていたのでしょうね。

番組によると、カツ代さんはくも膜下出血で倒れてから、9年間の闘病生活の後に亡くなりました。倒れる直前は毎日の睡眠時間が3時間ほどだったそう……。本当に仕事が好きだったんだな……でも、たくさんの人に健康と幸福をもたらしてくれた人だから、彼女がいちばん幸せにならないといけないのに。なんだか不条理……神様のいじわる!と言いたくもなる。だけどカツ代さんは言っていました。「私が死んでもレシピはずっと残る。それを作ってくれる人がいれば私は幸せ」。いまカツ代さんのレシピ本がすごく売れているらしいのですが、彼女の料理でみんなの食卓が豊かになれば、きっと天国でも喜んでくれるでしょうね。みんなが楽しく料理をして美味しいごはんを食べられたら、それがカツ代さんへのご供養にもなるのかな……と思いました。私が持っている「小林カツ代塾」全3巻にはこれからもお世話になります(^o^)♪これはもう絶版になってるので大切に使います(^o^)