今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

ファミリーヒストリー 丹波哲郎さん

俳優、丹波哲郎さんを初めて知ったのは「Gメン75」でした。刑事たちが横に並んで滑走路を歩くというオープニング(←ありえない(^_^;))。子供心にもすごい存在感で、強く印象に残っています。

丹波一族は、平安時代から代々続く医者の家系と聞いてびっくりです。ご先祖様は日本初の医学書を著した丹波康頼、祖父の丹波敬三さんも有名な薬学者なのだそうです(この頃からの家系図もちゃんとある!)。皇室ともご縁があったみたいだから、すごい名門の出だったんだなぁ…( ゜o゜)。

驚いたのは、丹波さんには吃音があったために徴兵を免れたという話。部下に命令が出来ないからというのが理由だそうですが、よく通る声で演技をしていた姿からは想像できない!吃音を直したいのもあって、役者の道に入ったそうです。

どうして医者一族の中から俳優になるような人が生まれたのかな!?と不思議でした。親族からは、やんちゃなはみだしっ子とあだ名されていたくらいだから、生まれる家を間違えたのでは!?と思ったくらいです。でも見ているうちに納得でした。丹波さんは、自分と同じ俳優になった息子さんに言ったそうです。「現場に入ったら、どんな人に対しても分け隔てなく、すべての方に丁寧に挨拶をしなさい。」父から教わったことはたったこれだけです…ということでした。

そしてご先祖様は、どんな人でも差別することなく病気を治し、奉仕することが医者の仕事だと医学書に書いていたそうです。徳を積んだ家系に生まれたからか、丹波さんの優しさや飾らないおおらかな性格もちゃんと受け継がれているのだなぁ…と思いました。晩年は霊界の研究もしていましたが、霊界があるか無いかということよりも人のために尽くすことが大切なんだと言っていました。仕事の種類は違うけど、良い映画やドラマを作って周りの人を幸福にするという使命のようなものを持っていたのでしょうか(^o^)。昔観た映画「砂の器」の刑事役は素晴らしかったです。また観てみたくなりました。

下積み時代は、収入が不安定にも拘わらず「あなたがやりたいと思ったことをやりなさい」と言ってくれた彼の奥様も出来た方です(^o^)。お二人とも亡くなりましたが、天国でも仲の良いご夫婦でいるのかな?(^o^)

気づかないかもしれないけど、先祖代々、脈々と受け継がれてきたものが私達にはあるのもしれませんね。

台風と青空の境目!?不思議な空。