今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

万願寺となすの煮浸し

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万願寺とうがらしと茄子を焼いてから、だし醤油に漬けて冷やしたら出来上がり(^o^)🎵お酢を少々入れても美味しいです。こちらはおろし生姜も入れてピリッとアクセントの利いた味になりました。万願寺とうがらしは、京都の野菜でしし唐辛子と似ているのですが、辛くないのでいろんな料理に使えます。以前はなかったけれど、最近はよく見かけるようになりました。土井先生のレシピによく登場しています。美味しい~(#^.^#)🎵

 

【今日のひとこと】

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祇園祭のお土産を頂いた。これは粽(ちまき)といって、京都では玄関先に飾られている厄除けのお守りだそうです。関東ではまったく見かけないので、驚いた。ちまきといえば、子供の日に食べるあのちまきしか知らなかったから…(^-^ゞ

昔、牛頭天皇という神さまが旅をしていた。ある日、宿がなくて困っていたところを、蘇民将来(そみんしょうらい)という人が親切に泊めてくれたという。蘇民将来は貧しく、差し出されたものは藁のふとんや粟粥というものだったが、心尽くしのもてなしに牛頭天皇は喜び、お礼に「あなたの子孫は私が守ってさしあげよう。目印に茅の輪を腰につけておきなさい」と言って去っていった。その言葉通り、疫病が流行ったときも感染することなく、一族は繁栄したそうな😆

そんな伝説にあやかったお守りがこの粽です。そこには「蘇民将来子孫也」という文字が書いてあり、「私は蘇民将来の子孫だから守って下さいね」という意味が込められている。でも、私は子孫ではない(たぶん限りなく100%に近い確率で。というかこの人実在してたの!?)。それなのに嘘はつけない❗京都にご縁もないのにこのお守りを玄関の外に貼っていいんだろうか。。実は蘇民将来には蘇民巨旦(そみんごたん)という金持ちの弟がいて、この人は牛頭天皇の宿泊を断っていたという経緯があった(物語によく対比として登場するいじわる担当の人)。私はこの人の子孫かもしれないじゃない!?なのでこれは外に出せなくて仏壇のそばに置いた😅

でも、蘇民将来のように知らない人にも優しくできるかどうかということが大切なのだろう。○○の子孫という観点からだけではなく自分自身が、子孫や後の世代の人達に対して恥ずかしくない人になろうと思った😆(でも、現代では個人的な話だけではなく、自然環境とか国レベルでも次世代に渡せるものではなくなりつつあるから、とても申し訳なく思うのだ。😭)

これと似た話で聖書に「善きサマリア人のたとえ」という話がある。強盗に襲われた怪我人を助けた人の話で、助けられた人は神さまではなかったんだけれど「本当の隣人とは誰か」というのをイエスが教えてくれる逸話になっています。

こういう話って世界中にあるのに、どうして世の中から戦争がなくならないんだろう。。?でも、敢えてわざわざ語られているということ自体が、人は本来的にエゴイストであるということを表しているのかもしれない。職場とか知り合いはともかく、見ず知らずの人に声をかけるのって勇気がいるけれど、人を人とも思わない出来事が多くある昨今は、小さな心遣いでもありがたく感じます。自分も蘇民将来、善きサマリア人を見習っていこう。。✨(#^.^#)✨