今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

AIの話

先日テレビですごいものを見ました!それは、何かと話題になっているAI。

アメリカではスティーブンスピルバーグが設立した財団がAIを使って、戦争体験の保存を進めているそうです。テレビで見たのは、アウシュビッツから生還した人の映像で、膨大な時間をかけてインタビューを記録したものなのですが、このバーチャル映像の中の人と会話ができるのです。会話といってもあらかじめ収録したものの中から、ふさわしい返答をAIが選んでいるのですが。でも、アドリブで質問してもちゃんと答えが反ってくるから驚きました。歴史が変えられることのないように、編集作業はしないそうです。だからわからないことを訊かれたら「他の質問をしてください」とか言われるんですけど……(^o^;)。でも、そういう場合はわからないと言ってくれるから、AIってむしろ誠実かもしれません。

長時間の収録に協力したアーロンさんは、戦争体験がよみがえってきて本当に辛かった、と話していました。でもこれは残しておかなければ、と思ってその辛さに耐えたそうです。本当に貴重な証言だと思います。

番組では広島の原爆資料館の館長にこれを見せたところ、いまひとつな反応だった。なんでだろう?日本でもできたらいいのに…AIは生きた人間とは違うから限界もあるのだけど…

この録画が完了してから2週間後に、アーロンさんは亡くなったそうです。残された時間て少ないんだな…とあらためて思いました。

すぐ隣にいるみたいな存在感が感じられるから、応用すると人生の時間が少ない人がこれを作って家族に残したり、或は会社の社長とかが亡くなったあとも経営の相談に乗ったりなんてことができたりして?!まるでSFの世界みたい。

それから、アーロンさんが若者に残したメッセージが神さまからの言葉のように思えたのでご紹介します。

「あなたが出会う人に、優しく微笑んで下さい。そうすれば世界は素晴らしいものになっていくのです」というようなことでした。これは聖書にも書いてある「自分を愛するようにあなたの隣人を愛しなさい」っていうことなのかな?と思いました。聖書の言葉は難しくてよくわからないんですが……(^o^;)

地獄をみた人の言葉として聞くと、心にずしっと響くものがありました。

最近職場に新しい人も入ってきたので、自分もアーロンさんの遺言を心にとめておこうと思う。忘れないようにしよう…