今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

ドラマ「若者たち」



テレビで、昔のドラマを放送していたので見てみました。「若者たち」という1966年のドラマです。私もまだあの世にいた頃(^_^;)。「君のー行く道はー果てしなく遠いー」という、あの歌がテーマ曲です。
 
これは、両親を亡くした5人兄弟が力を合わせて生きていくという青春ドラマ。歳の離れた長男(田中邦衛)、次男(橋本功)、三男(山本圭)、長女(佐藤オリエ)、末っ子(松山省二)の5人です。山本圭さんは、若すぎて誰だかわかりませんでした。

田中邦衛さんも若いけどいまと変わらず。。。北の国からのお父さん?彼は、どんな役をやっても田中邦衛(←キムタクもそうですね)。工事現場の監督をしながら学生である兄弟たちを養っています。親代わりという自負があるから、つい熱くなってうるさがられることもあるのですが、とても家族思いの良きお兄さんです。

でも、単なる青春ドラマではなく、貧困・労働や差別、或いは基地問題自衛隊などいろいろな社会問題がテーマになっています。現在のテレビ局は上層部が安倍政権から懐柔されているので、こうした番組は絶対につくれないと思います。その意味でもとても貴重なドラマです。
 
当時は、北朝鮮が地上の楽園と信じられていた時代で、今思うと「あり得ない!」のひとことです。ドラマの内容も「赤旗」あたりが好みそうな感じで、何だかすごく大昔の出来事のように思えるのです。だけど、現在の日本が明るいのかというとけっしてそうとは言えません。
いまも私たちの周りにある不条理が、50年前のドラマの中にあるのです。つまり、変わってないということでしょうか。
それに北朝鮮はおかしな国だ、と今になれば思うけれど、つい70年前の日本も同じ状態でしたから、よその国のことを何のかんの言える立場でもないでしょう。そして、再び戦争ができる国になろうとしているのですから、前よりもっと悪くなっているかもしれません・・・
ほんとうにそれだけはやめてほしい・・・(T_T)

「2014年版若者たち」もあるようですね。見てないんですが・・・配役を見ると皆さんイケメン?揃いであか抜けてる感じです。でも私的には、田中邦衛さんみたいな味のある役者が好きだなあ・・・存在感がちがいます。機会があれば、こちらも見てみたいです。