今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

大震災のこと

久しぶりのブログになってしまいました。
地震から2か月が経つものの被災地ではいまだに避難所暮しが続き、原発についても悪いニュースが飛び込んでくるような毎日です。
地震津波の被害も1000年に一度の規模といわれていますが、原発事故があったので壊れた街を復興させれば終わりとはいきません。私の住む神奈川でも基準値を超える茶葉などが見つかり被害が広がっています。事故勃発からいままでテレビニュースや新聞を見てきましたが、政府が国民の健康を守ってはくれないということがはっきりとわかりました。また権力を監視するはずのテレビもひどいものです。本当のことを言いません。

被ばくの制限値1ミリシーベルトがいきなり20ミリシーベルトになったこと・・・そして福島では放射線管理区域以上の数値がでているところに多くの子供たちが生活しています。そして福島産の汚染された野菜を食べさせていて、こうしたことを放置していることに目を疑います。周りの大人たちはすぐ避難させてほしいと思います。

ところで、地震後の停電や原発の停止などもあり節電が奨励されています。うちでも照明はLEDに替え消せるものはすべて消すようにしています。
いま54基ある原発のうち32基が止まっていますが電気は間に合っているようです。しかし足りないときは大々的に報道するのに余ってるときは何も言わない(少なくとも大きな声では言わない)。原発がないと電気がつくれませんという思い込みを狙っているのでしょうか。原発は全電気量の3割をまかなっているのですから、全部止めても3割節電すれば間に合うはずです。本来は要らないものだったのだと私は思います。ただ儲かるから作った、そしてオール電化などに見られるように需要を無理くり作り出してきたのではないでしょうか。

今度の事故で明らかになりましたが福島原発は1基廃炉にするだけでも5千億円という費用と最低でも10年単位の年月がかかります。そして農業や畜産が全部ダメになり、補償も兆単位のお金が必要です。さらに核のゴミ(死の灰というべき物です)の処分もはっきりと決まってないまま。ゴミは増える一方です。六ヶ所村に全部溜め込んでいくなど不可能です。最近はモンゴルに作ろうという話が出ているとニュースで見ましたが・・・唖然としました。原発は低コストでも安全でもないことは明らかです。

私たちは電気を当たり前と思って湯水のように使う生活を送ってきました。でもこれはとてももろい地盤のうえで成り立っていた生活です。津波の映像を見たとき、悪夢を見ているような感覚を覚えました。いつか覚める、覚めるはず・・・と祈るような気持ちで見つめました。でも、今までの便利な生活こそがむしろ夢だったのではないかと感じられます。原発事故を経験して甘い夢からはっきりと覚めた気持ちです。私自身も、3.11以前とそれ以後では違う人間になってしまったみたいです。どこが・・・とははっきり言えないのですが、地震の前の自分はなんだか他人のような気がするのです。
太陽光発電など安全な発電方法を積極的に取り入れて、本当の意味でのクリーンな日本にしていきたいです。