今日のごはん日記

料理の記録や気ままな日記を書いてます😄

映像の20世紀

 

映像の世紀バタフライエフェクトが面白い❗ささやかな蝶々の羽ばたきが、誰かに影響を与え、大きな出来事へと発展していく、そんな視点で作られたドキュメント。

アインシュタイン 科学者たちの罪と勇気」は特にいま現在の問題として見るべきものだと思った。

第二次世界大戦中、ドイツの核開発に対抗する形で始まったアメリカのマンハッタン計画が成功し、原子爆弾が作られ広島・長崎に落とされた。しかし、計画の中心人物であったロバート・オッペンハイマーは、この惨状を見て原爆を作ったことを深く後悔したそうである。戦後は原爆開発の方針を決める原子力委員会のアドバイザーを勤めていたが、更なる核開発には断固反対し、原爆に対抗できる手段があるかどうかを尋ねられたとき、「そんな希望を持てる根拠はない。誠実と信頼を持って世界中の人々と協力することが我々の将来、安全につながる唯一の手段である」と答えた。

そしてアインシュタインの言葉。「未来の紛争を想定して行動している限り、平和は実現不可能。大量破壊兵器に限らず断固として暴力を放棄することが絶対に必要である。原爆を作るよう、ルーズベルト大統領に勧める手紙に署名したことは、私の人生で大きな間違いであった。」というくだりが印象的だった。

後悔してももう遅いんだけど・・(-_-)。でも、オッペンハイマーアインシュタインがやらなくても、誰かが原爆は作っていたと思う。たまたまその時代その場所にふたりがいたからそうなったのかもしれない。

これを見て、やっぱり憲法9条は変えちゃ駄目だと思った。でもその前に日本国憲法前文というのがいちばん読むべきところで、先ほどのオッペンハイマーアインシュタインの言葉と同じになっているのである。戦争の惨禍を目の当たりにした有名無名の人々はみなこれを言うのである。90年代にイスラエルのラビン首相とパレスチナアラファト議長が握手をした、歴史的な和平の瞬間があったが、このふたりも人生そのものが戦争といってもいいほどの元軍人なのである。さんざん戦争を生きてきて「和平しかない」という結論に至ったからふたりは握手ができた。ラビン暗殺後はまた元の木阿弥になってしまったけど(>_<)

戦争で物事は解決できない、ということを歴史から学び、日本は独自の説得力を持って平和のための提言や活動ができるはず。被爆国としても、それをやる義務がある。

ところで、地元の駅前でいつも「維新の会」の議員がビラを配っている。維新はご存知のように日本も核兵器持て❗という主張を展開している政党で、自民党より前のめりになっているくらいなのである。でも、江戸から明治に変わるときは「維新」とよばれているけれど、今の「維新の会」ってなにが新しいんだろう!?国語辞典で維新とは【すべてが改まって新しくなること。特に、政治や社会の革新】とあった。でも、核兵器持って平和維持って前世紀の価値観。時流に逆行しているから、名前変えれば?と正直思う😆いつも疑問に思うのは、「維新の会」って広島・長崎にも支持者がいるのだろうか?良くわからない・・でも、「核兵器持て」って、自分で経験してないから簡単に言えるのだ。むしろ経験している方がもう少数派だ。だからこそ、歴史の中の生きた教科書から学ぶことはいくらでもある。政治を志す者ならなおさらだろう。あと、「幸福実現党」とかいう政党(?)も核兵器保持の立場なのだが、それのどこが幸福なのだろう?良くわからない・・政治に抽象的な言葉は使わないで欲しいのだけど、使うならハッキリと「幸福」とはどういう状態なのかの客観的な定義付けというものが必要だろう。私が知らないだけで説明はされているのかもしれないけど、どんなものだか?・・(^-^ゞ

映像の世紀バタフライエフェクト」は色々勉強になって視野が広がった😌番組に使われる映像は白黒フィルムで時代を感じさせるけれど、それとまったく変わらない古典的とも言える戦争が今この瞬間も起きているから、よけいにリアリティーを持って迫ってくる。音楽はちょっと盛り上げすぎだけど、皆さんにもぜひ見て頂きたいと思います😌